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2018/10/9 10:00

「居抜き」で飲食店を開業する際に注意すべき5つのポイント



「働き方改革」という言葉が流行し、飲食業界にも変化が起こっています。雇われシェフのままキャリアを全うする方が減り、自身で開業なさる方が増えているのです。

開業するにあたって問題になるのが店を経営する場所でしょう。開業するための初期費用はおさえたいところです。しかしイチからスケルトン物件をチョイスし理想の設備をそろえると、どうしても費用はかさんでしまいます。なので「居抜き物件」を探している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな方のために「居抜き物件を探す際に気をつけたいポイント」をご紹介します。開業を考えている方はもちろん、のちのち独立を考えている方もぜひご覧ください。


■居抜き物件とスケルトン物件との違いとは?


そもそも「居抜き」とはどういった物件を指すのでしょうか。「スケルトン物件」と比較しながら説明しましょう。

スケルトン物件とは、一度床や天井、壁などの躯体だけになるよう、物件の内部をすっきりと解体したうえでイチから自分の理想の内外装をつくりあげる物件です。こだわりの内装に仕上げたい方や、ターゲットがはっきりしている方などにはスケルトン物件をおすすめします。

それに対して「居抜き物件」とは、前の飲食店が使っていた設備をそのまま残している物件を指します。空調設備や電気設備、水道設備、カウンターやテーブル、イスなどの什器がそのまま残されているので、業者に設置を依頼したり購入したりする必要はありません。初期費用はスケルトン物件を使うケースと比べて安く抑えられます。坪数にもよりますが、約200万円から2000万円は節約できるでしょう。


■居抜き物件を借りる前にチェックしたい5つのこと

イニシャルコストを大幅にカットして開業できる居抜き物件ですが、スケルトン物件のように融通が利かないのがデメリットの1つ。

借りる前に設備や内装の状況チェックしておかないと、開業後にトラブルが発生します。そこで居抜き物件を借りて飲食店を開業するうえで注意したいことをご紹介します。


1.「居抜き」=「飲食店の居抜き」ではない
「居抜き物件」といっても、さまざまな種類があります。美容院や雑貨や、アパレルなど店舗の形状が根本的に違う可能性も。前職の業態が違う場合、もちろん厨房はありませんし、ホールの形状も飲食店には合いません。什器の全部取り替える必要があるでしょう。


2.厨房機器はしっかり動くか


長い間、スケルトン工事がなされていない居抜き物件は、数十年にわたって同じ厨房設備を使っている可能性があります。その場合、冷凍庫や冷蔵庫が上手く動作しない可能性も……。

またそのまま残された厨房機器が実はリースされていたもので、のちのち請求書が届いたなどのトラブルもあります。事前に確認しておきましょう。


3.ガス・水道・電気設備はしっかり動くか
こうしたインフラ設備は業者に依頼して設置してもらうまで、かなりの費用が掛かることを覚えておきましょう。もし仮にガスや電気が使えない場合、新たに設置を依頼する必要があり、余計な費用が掛かってしまいます。事前にしっかり動くかを確認しましょう。


4.内装は店のコンセプトに合っているか


居抜きの場合は、自分の理想をイチから作り出せません。なので、既にある内装の雰囲気はオープン予定の店のコンセプトに合っているかを確認しましょう。


5.造作譲渡価格を確認
居抜き物件でもともと残された設備を引き継ぐことを造作譲渡といい、これは無料と有料の2パターンあります。有料の場合は必ず価格を確認し、適正かどうかを確認しましょう。


居抜き物件で開業すると、費用を抑えられる代わりに、のちのちトラブルが頻発します。

だからこそ契約前に必ず造作譲渡契約の内容を確認しておきましょう。
それがあなたの華々しい独立への第一歩になります。